サプリと薬の飲み合わせ2前回はサプリメントによって”薬”の効き目が強まったり、 弱まったりすることが怖い。という内容でした。 それだけではないのです、、、、、 もしあなたが「高血圧」だったとして、 高血圧のお薬を飲んでいたとします。 そしてドラッグストアで見つけた、 「血圧が高めの方へ」と書いてある 特定保健用食品マークのついた商品を 買って試してみた。 「あら、結構いいかもしれない」 そして毎日続ける・・・・ ありそうなお話ですよね。 でもこれでいいのでしょうか? もしお医者さんに 「私最近「血圧が気になる方へ」って書いてある 〇〇という特定保健用食品を摂っています」 と言っているのであれば、 問題はありません。 しかし、もしお医者さんにお話されていないとしたら、、、 それは問題です。 なぜなら、お医者さんは 「では薬を飲んで様子をみましょう。」 としか言わない場合もあるかもしれませんが、 頭の中では、 (この方は高齢なので、ゆっくり血圧を下げるようにしよう。 そうだな、3ヶ月後に〇〇mmHgにして、 さらに6ヶ月には〇〇mmHgを目標にしよう。 その為には◇◇という薬を出しておこう) と考えているわけです。 それが、特定保健用食品を毎日欠かさず 薬と一緒に飲んでいたとします。 そして血圧も結構しっかり下がっています。 次回病院に行くと、、 先生「血圧しっかり下がってますね」 (ちょっと予想より早く下がってるな・・・) 先生「お薬の量少なめでもいいかもしれないので、 半分の量にしておきますね」 ここまでなら、まだいいでしょう。 しかし、ドラッグストアーで買いだめしておいた 特定保健用食品を切らしてしまったら・・・・・ あるいは、 旦那様が減給になり、 あまり思うように買えなくなったら、、、、 立て続けに飲んだでみたり まったく飲まなくなったり、、、、、 これではお医者さんが一生懸命 血圧をコントロールしようとしても 全く意味がなくなってしまうのです。 それに「血圧が高めの方へ」 と書かれた商品の中には、 血管を収縮させる物質(アンジオテンシン)の生産を 低下させる働きを有することから、 血圧を下げる効果を得るものがあります。 これはまさしく ACE(アンジオテンシン変換酵素)阻害剤とよばれる、 高血圧の薬と同じ作用メカニズムなのです。 ちなみに「血圧高めの方へ」向けた特定保健用食品は 国立健康・栄養研究所のサイトで見ることができます。 ↓ http://hfnet.nih.go.jp/contents/sp_health_listA008.html 内容はちょっと難しいかもしれませんが どうやって体の中で働くのかや、 有効性(どの程度血圧を下げることができるか)、 安全性などの情報も書いてあるので安心ですね。 ということで、お薬を服用している方は 食品だから大丈夫と思わず、 是非お医者さんに 「私こんな”特保”摂ってます」あるいは 「私こんな”サプリメント”飲んでます」 と言って下さいね。 |